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March 14, 2011

地震体験記1

自社に向かう途中、門前仲町駅に停車中の電車内で地震が発生。


「ただいま強い揺れを感知しましたので、しばらく停車します。」
と言う若干焦り気味のアナウンス。

「は?強い揺れ?どこが揺れてんねん!?」
と思った瞬間、ガタガタと音を立てて、電車が揺れ始めた。

テーマパークの安いアトラクションかと思うくらい揺れた。
身の危険を感じたので、すぐに電車を降りた。

降りても電車は激しく揺れ続けた。
足元も揺れている。
今まで経験した地震よりも、揺れが長い。
酔いそうになった。
実際、かなり怖かったが、隣にいたおばあちゃんがかなり怯えていたので
「大丈夫ですよ」
と笑顔で声をかけた。(いい人アピールその1)

しばらくして、揺れが収まり
「震度6地震を感知しました。安全の確認が取れるまで、運転を見合わせます。」
といううわずり気味のアナウンス。

この時点では、運転再開を待つか、地上に出て徒歩で進むか悩んでいた。

「運転再開の見込みはありません。長時間の運転見合せとなります。」
との追加のアナウンスを聞いて、徒歩を決意。

地上に出るとすぐバス停があり、すぐ乗れそうだったのでバスを待つことに。
まもなくバスが着き、同じ考えの方々と乗車。
同僚に電話するもつながらず。
会社には目標時間には到着できない旨、メール。

車外では、多くの人が避難のため屋外に出ている。
ヘルメットをかぶっている人もいる。
「東京は人が多いなぁ」と思っていたところ、車内で、2回目の地震。

建物が揺れ、信号がゆれ、悲鳴が聞こえる。
2回目の地震で、多くの人の恐怖が限界を超えた気がした。
車外の人たちの表情が、恐怖に歪んでいた。

車内では、運転手さんが近くに立つお年寄りと会話しながらの運転。
「皆さん、電車が止まっちゃって大変みたいです。」
「こんなにお客さん乗ってるの初めてです。」
「ちゃんと東京駅までいきますからね~。」
みたいな会話が聞こえてくる。
いい運転手さんだった。
異常事態の中、バスの中はほんわかムードに包まれていた。
「地震の影響で、道路が非常に混んでおりますが、丸の内北口まで皆さんを送り届けますので、ご安心ください。」
との運転手さんの異例のアナウンス。
素晴らしい運転手さんだと思った。

兜町あたりで、バスに無線が入った。
無線は客席にも内容が聞こえた。


「全車両、お客様を降ろして、運行を中止してください。安全の確認が取れるまで、運行を中止して下さい。」


「すみませ~ん。上から(降ろせって)言われちゃいました~。」
と運転手さん。

客席は爆笑。
そして、若干の拍手。
運転手さん、あなたはまるで悪くない。
そして、運行中止を決めた会社も悪くない。

その運転手さんは、さらに
「出来るだけ、東京駅に近いところで止めますね。」
といって、日本橋口まで走ってくれた。

降りてお礼を言おうと思ったが、言えなかった。
本当にありがとうございました。
あなたのおかげで、恐怖心が幾分和らぎました。

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