人の気持ち
最近、「心酔している」と言っても過言ではない、堀江貴文氏の「ゼロ」の中に
「お前には人の気持ちってもんがわからんのかっ!?」
顔を真っ赤にして怒る先輩に、僕は叫んだ。
「人の気持ちなんて、わかるわけがないでしょ!!」
というエピソードが書いてあった。
これを読んで「全くその通りだ」と思った。
「誰も俺の(私の)気持ちなんて分かってくれないんだ」
という感じの台詞をフィクション・ノンフィクションの中で目にする、耳にすることがよくあるが、はっきり言って分かるはずがない。
そんな台詞を聞くと
「俺とお前は違うし、一つの事象でも感じ方、捉え方が異なる。お前がどう思ってるかなんて、分かるはずがない。」
と内心思ってしまうし、たまに声に出してしまう。
似た様な経験があれば、かなり当人の心境に近いと思われるものを感じるができるだろうが、それが全く同じである(完全に一致)ということは全くないといっていいだろう。
さらに経験したこともないことであれば、言うまでもない。
自分の気持ちでさえもよく分からなくなることがあるのに、他人の気持ちなんて分かるわけがない。
できるとするならば、想像すること、想像して、それに沿った行動をとることくらいしかできないと思う。
その想像力と、それに沿った行動を「思いやり」というのだろう。
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